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ブリッジか、単冠か……決めるのは、ダレ?

投稿日:2013.05.28

 

「この前、入れていた歯がとれちゃったんですよ。でも横の歯はもうなくて、しょうがないからブリッジにしたいんで、お願いします」

 

結構歯医者通院歴が長い患者さんや、業界人の方(ご実家が歯医者さんとか、自分自身が歯科関係の方)の場合は、結構こうやってズバッとご自分の治療イメージや希望をお伝えいただく方がいらっしゃいます。

 

これは、素晴らしいことです!

しっかり自分の歯のことを考えておられるし、こちらとしても提案をして「あーでもない、こーでもない」とご説明したあとで、「なんでもいいです」なんて言われちゃうよりはとってもやりやすいです。

 

美容院でも「こうしてください!」って女優さんの切り抜きとかカタログとか見せたほうが伝わりやすいのと同じです(笑)

 

しかし!

ご希望に添えないことがあるのが、この世の中(笑)

ご本人はそのつもりでも、そのように治療できないこともあるのです。

 

たとえば、ブリッジの場合。

ブリッジとは、英語そのまま、ブリッジ。

日本語だと、「橋」

その名の通り、1本歯がないので、その左右の歯を使って橋みたいにつなげて、ない歯のところに人口の歯を置くというものです。

歯が1本ないと、その横の歯は空いた空間にどんどん寄ってきてしまいますし、見場も当然悪いですよね。

だから、左右の歯を使って、歯を入れるわけです。

こんな感じ↓です。

bridge004

 

だけど、この方法、どんな場合でもOKというわけじゃないのです。

左右の支える歯が、しっかりしていることが条件なのです。

支える歯自体がもろかったり、もう根っこまで腐っていたり、弱っていたりする場合は、しっかり支えることが難しいので、この方法を使うことはできません。

 

じゃあブリッジができない場合、どうするか?

いろいろ方法はあります。

たとえば、歯のないところをインプラントにしたり。

そのままあけたままにしておいたり。

部分入れ歯にしたり。

 

「さし歯は?」

残念、ムリです。

「さし歯」っていうのは、歯がまったくない、根っこすらないところには使えません。だって「さす」んですもの。

させる何かがないと、「さし歯」ってのは使えません、はい。

 

つまり……

「どういう方法をとるのか」

これを決めるのは、ご自分の歯そのものなのです!

自分が希望していても、自分の歯が「そりゃできないよ」となれば、それは無理。

すべては、自分の歯次第。

自分の歯の許容範囲内でしか、基本的には治療ができないのです。

 

偉大ですよね、歯って。

しっかり磨いて、敬ってくださいね!

 

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